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男性型(壮年性)脱毛症とプロペシア

男性型脱毛症

男性ホルモンの影響で、前頭部から後頭部に限って硬い毛が軟毛化する現症です。昨年末、待望のプロペシア(フィナステリド:0.2mg/錠、1mg/錠) の発売が認められました。この薬剤は、脱毛の進行を止め、発毛剤・育毛剤としての性格も持ちます。多くの場合、6ヵ月から1年間の内服で改善が見られま す。日本での長期観察(5年)では、90%に改善効果があったと報告されています。副作用の発現頻度は、276名の調査で4%にみられ、いずれも軽度でし た。(Kawashima M. et al. Eur. J. Dermatol. 2004, 14(4), 247-254)

男性型脱毛症のスカルプケア

男性型脱毛症の場合、皮脂や発汗が多く、頭皮の湿潤度が高い方が多いようですが、毛母細胞(毛を作る細胞)の働きを増進させて毛の成長を助けるためには、 汗や汚れを落として、毛穴の周囲を清潔に保つ必要があります。しかし、シャンプーのし過ぎは良くありません。朝夕2回のシャンプーは過剰で、洗い過ぎや シャンプー剤の不充分なすすぎによる頭皮の障害もまた、毛髪の正常な成長を妨げるもとになりえます。

フケ
脱毛早期に、しばしばフケの増加が見られます。フケは頭皮の軽い炎症を示しますが、毛包開口部で厚くなりやすく、毛髪の伸張を妨げます。体調の悪いとき、 ストレスが強いときにも増加します。またカビの一種が関与していることがあり、この場合は抗真菌剤が有効です。

 



タバコ
末梢の血管を収縮し、局所の血流を少なくする作用は良く知られています。成長期の毛母細胞は、人体組織の中で骨髄細胞と同じくらい活発に分裂しているのですから、毛髪の成長に悪いのは当然です。